2012年5月17日木曜日

大洋州のおしゃれな国 Samoa

ターム休みを利用して、フィジーから2時間のフライトで、近隣のサモアに行ってきました★サモアってどこにあるか分かりますか??
Talofa☆
がサモアのあいさつ。ハワイのAlohaに由来しているのかな?と思いました。

フィジーよりも北にあるサモア。やっぱりちょっと暑い・・・!!フィジーとの時差は1時間。



隊員の活動先の学校も見学させてもらいました!
難しい算数の用語を理解させようと真剣に子どもたちと向き合っている同期隊員の姿に感心。わたしの語学力では、到底真似できません・・・。久しぶりに、きちんとした「考えさせる授業」を見た気がしました。




子どもは、どこの国もかわいい★
少し離れただけなのに、フィジー人のようなクリクリの髪の毛+まん丸い目ではありません。フィジーはメラネシア系でサモアはポリネシア系の民族です。

子どもたちの制服の色の配色が派手でちょっとびっくり。フィジーは、必ず白と組み合わせてあるけど、サモアの制服は色と色が組み合わさっていました。どうやら、校舎の配色と合わせている学校も多いみたいです。



サモアの先生のスタイル☆
民族衣装は、フィジーのスルチャンバと同じような形。サモアではプレタシと呼んでいます。学校訪問だから・・・と、フィジーで作ったスルチャンバを着ていると「ナイス、プレタシー」と声をかけてくれる人もいました(笑)。



同期の歯科衛生士さんの活動先も見学させてもらいました。
思っていたよりも設備が整っているように見えたけど・・・課題も多いみたい。途上国はみんなそうなのかもしれないけれど、歯を治療するよりも抜いたほうが安いからという理由で、歯を抜いてしまう人の割合が高いんだって。だから入れ歯の需要も多いとか・・・。なんだか悲しい現実です。




とにかく驚いたのは、道がきれいなこと・町が整然としていること・新車が多いこと。
フィジーの田舎町からやってきた私にとっては、カルチャーショック。フィジーの首都は大都市だけど、ごちゃごちゃしているし・・・それに比べると、なんてキレイでおしゃれな町でしょう・・・!!一瞬、先進国かと思ってしまいました(笑)。

というのも、サモアは、オーストラリアやニュージーランドの支援が多く入っているそうです。政治が不安定なフィジーからは手を引いたオーストラリアやニュージーランド。大洋州の小さな島国にとっては、この2つの国の支援は大きいのかもしれないなぁ、と感じます。


サモアの公用語が「英語」である理由も、オーストラリアやニュージーランドとの交流を円滑にするため。サモア人が大半を占めるこの国では、サモア語が話せれば生活は不自由しないはず。でも、みんなが英語を勉強し、英語で授業を受けている理由は・・・。フィジーのように、インド系とフィジー系の人たちが共存するために必要な英語では無いんだな、ということを改めて感じ、ちょっと複雑な気持ちになりました。




道からすぐにキレイな海が見えたり、新鮮な魚が売っていたり☆うらやましい!!

同じ大洋州だけど・・・残念ながら陸地の周りの海が汚く、魚も手に入りづらいフィジーとは違います。フィジーと言えば「青い海!!」というイメージも強いけれど・・・それはほんの一部なんです・・・(涙)。





バス、かわいい!
サモアのバスはフィジーのバスに比べて小さく、後払い制。人がいっぱいになると、体の小さな子どもや大人が、体の大きな人の上に「ちょこん」と座って席を譲ります。すごい仕組みだ・・・わたしも席を譲ってもらいました!




マーケット☆
売っているものやマーケットの雰囲気はフィジーと似ていました。一つ違ったのは・・・お店の人が、棒の先にビニール袋を付けたものでハエを追い払っていたこと(笑)。


野菜はフィジーよりもちょっと高いかな。でも、お花をアレンジして売っていたり・・・おしゃれなマーケットでした!





最終日には、サモアの伝統家屋「ファレ」に泊まりました。久しぶりに、蚊帳の中で寝ました。
ちなみに、ちょっと形は違うけど、フィジーでは昔ながらの家のことを「ブレ」と言います。






海がとーってもキレイでした★
わざわざ集まってくれて、案内してくれた同期のみんな、ありがとう!!





なんだかんだで、サモアにいる間、ずっとフィジーと比べていた自分。
いつの間にか、フィジーに対する愛国心みたいなものが芽生えていることに気づきました。
また、少し違った気持ちでフィジーでの生活を送ることができそうです☆



2012年4月20日金曜日

今さら異動ですか!?

19日(木)メッセンジャーという役職の教育事務所の運転手。彼の運転で、少し遠くの学校に行かせてもらいました。目的の学校に・・・と思ったら、「Dreketi」の文字が!校長先生のスタンプが必要らしく・・・わたしが一週間お世話になった学校に寄ったのでした。

偶然の再会☆

ここに寄るなら最初に言ってくれれば良かったのに・・・と思いながらも、また今度来るときのために、先生たちの連絡先を確認!

そして、目的の学校に到着。
メッセンジャーは、もっと遠くで待っている他のオフィサーを迎えに行きました。
その間、わたしはこの学校を見学☆
学校で先生と話すだけ・・・の予定が・・・「授業やって!」って・・・。無茶振り。
何も準備してきていないけれど、簡単なことだけやってみました。

そんなこんなでがんばって、3クラスも授業しました。

すると・・・最後の授業の最中にメッセンジャーが来て・・・
「帰るよー。」って(笑)。
こっちは突然の依頼に必死でこたえている最中なのに!!

まぁ、この地域のこと、いろいろ教えてもらったので、それだけでも満足。


クタクタになって家に帰ってメールをチェック!

すると・・・

最近教えてもらったばかりのアドレスからメールが!!
この島の学校教育を管理している教育事務所のトップ。DEOというポジションの人からのメール!!!
オフィサーはみんな忙しくてなかなか話せないから、こんなふうにメールでいろんな連絡がきたら便利だなぁと思って、やっとのこと入手したアドレス☆


開いてみると・・・

「人事異動のお知らせ」?????

「DEOはスバの教育省に異動」?????
「PEO(DEOの補佐)はサブサブ教育事務所に異動」?????


「異動は4/20」?????
って・・・今日、4/19ですけど???

でも、他のオフィサーに聞いたら、term1が終わった後の休みの間に引っ越すんじゃないかって。じゃぁ、その4/20は何なんだ?目安?希望?


ぜんっぜん意味が分からない。どうしてこの時期??どうして、トップ2人??もう、新年度が始まって、term1も終わろうとしているんだけど・・・やっと、教育事務所の中も整ってきたのに・・・


しかも、PEOは、サブサブから1月に来たばっかりなんだけど・・・?????


はぁ・・・本人に確認したいけれど、DEOはスバに出張中。PEOもスバに出張中。
出張に行く前は、そんなこと一言も言っていなかった・・・。PEOは、このこと知っているのか?

そして、わたしは、この日曜日にスバに行くので・・・2人が出張から戻ってきても会えない・・・。なんだ、この展開・・・。


DEOは、すごく優しくて、日本にも研修に行ったことがあって・・・朝はいつも
「おはようございます。マリさん。」って。
見るだけで安心する大好きなオフィサー。写真いっしょに撮りたいよー。

PEOはバリバリ働いていて、彼がきてからの3ヶ月で、教育事務所の雰囲気がだいぶ変わった気がする。いちばん頼りにしていたし、これから、もう少し距離を縮めて協力を求めようと思っていたのに・・・。なんで??


とハテナだらけの人事異動。やり残したことだらけだ・・・何の心の準備もできていない・・・。




フィジーって不思議なんです。
実は、今年度が始まった時、新しいPEOが来たから、前のPEOは教育事務所から姿を消したんです。どこかに異動になったんだよな・・・って思っていたら、1週間くらいすると、前のPEOが教育事務所にいて・・・他のオフィサーの姿が見えないんです。

あれ?って思っていると・・・姿が見えなくなったオフィサーがスバに行くことになり、前のPEOがその人のポジションになったんだとか。2人とも、急に異動で急に引っ越し。もちろん引継ぎとかしてないし・・・それでどうして仕事ができるのか・・・??



最近は、教育事務所に行くと、知らない顔の人が電話を受けているんです。新しいオフィサー??と思っていたら、どうやら、教員養成学校を卒業したけれど、教員の空きが無くて待っている人たちみたいです。先生の卵。今年度に入って5人目。
教育事務所でお手伝いをすると、教員の空きが出た時に、すぐに先生になれるんだとか。よく分からない仕組み。


Qumuseaに行った時には、4人の先生が必要なのに、3人しか先生はいませんでした。要望を出しているのに、新しい先生が来ないんだって言っていた。日本では考えられないけれど・・・新年度の準備ができていなくても新年度は始まってしまうんです。先生の数がそろっていなくても、子どもは学校に来るんです。そもそも、先生の数がそろっていないってどういうこと??



タウンのある学校では、去年までの校長先生は調子が悪く、スバの病院で入院。今年度は新しい校長先生がきました。

今年度が始まって1ヶ月・・・あれ??前の校長先生が戻ってきた・・・。ただ立ち寄っただけかと思いきや・・・校長室に2人校長先生がいる??ということで、校長先生が2人いる状態が1ヶ月ほど続きました。変な感じ。きっと、2人ともやりづらかっただろうに。その1ヶ月間、新しい校長先生をタウンで見かけることが多かったです。どうやら、雑用(事務処理をしていたのかな?)。

その後、新しい校長先生を見かけなくなったと思ったら・・・その学校の担任の先生になったそうです(笑)。どういうことか、全然わからない・・・。



今日、そのタウンの学校に勤務している先生に偶然会いました。「元気??」って話していると・・・「実は、異動になったんだよ。」って。「えっ?いつ??」「3週間前。」

これまた、微妙な時期に。どうやら田舎の方の学校に異動になったようです。
「で、あなたの代わりに新しい先生が来るの?」と聞くと、
「あの学校は教員が溢れていたから、僕が異動になったんだ。」って。
それって、校長先生が担任を持ったからじゃなくて??



みたいな・・・。不思議でいっぱいです。
もう、いろいろ考えると頭が痛くなるので、このあたりで終わっておきます。


次に私が教育事務所に行くときには、違う人がDEOとPEOの椅子に座っているんだろうな。

2012年4月15日日曜日

Happy Easter

Easter(イースター)、日本ではあまり馴染みの無い言葉ですが・・・クリスチャンの多いフィジーでは特別な意味を持つ日。キリストの復活祭。 ja.wikipedia.org/wiki/復活祭
4月6日(金)~4月9日(月)は、「イースター休み」。

4月6日、買い物をしようと思ってtownに出かけると・・・??
ここは本当にLabasaか??と思うほど人も車もいない・・・。
そして、店は空いていない・・・。
幸いスーパーだけはやっていたけれど、店の中はガラガラ。


日本で言う祝日とは全然違うんですね。
日本は、祝日に合わせてセールをしてお店に人を集めて売り上げを伸ばすっていうのが一般的。町に行けば、人で溢れているけれど・・・ここ、フィジーの国民の祝日は、教会に行くか親戚で過ごすか・・・。しかも、この金曜日はただの金曜日では無く、Good Friday。連休の中でも本当に特別な意味を持つ日だったのです。



4月7日、昨日のtownとは比べ物にならないほどの人で溢れていました。
「4連休」っていうイメージだったけれど、土曜日は普通の土曜日のようです。


Good Fridayの前日の木曜日。
巡回先の学校では、Easter Celebrationが行われました。
イースターのイメージと違う!?
と思ったら・・・これは「プジャ」と言って、ヒンドゥー教の人たちの儀式。
大きな行事の前にお浄め?をするそうです。

イースターはキリスト教なのに、ヒンドゥー教の人たちがお浄めをしているって、不思議な感じですが、フィジー系とインド系の両方の文化が混在しているこの国ならではの光景なのかもしれません。

ヒンドゥー教の人たちがお浄めしている間に、会場セッティングが進みます。
ポールの前に美しく生えている木(葉っぱ)。いい場所に生えているなぁ・・・と、思うけれど・・・これは・・・木から摘んできて・・・地面に刺してあるだけ(笑)。見栄えを気にするフィジー国民。さすがですよ!数時間後には、予想通り・・・しおれてしまいました。

以前には、植木鉢に、今さっき摘んだばかりの植物が刺されているものも発見しました・・・(涙)



Tea roomでは、全校生徒に配る分のパンの準備が始まりました。準備が始まるといっても・・・日本のように計画的では無いので・・・急にいろんなことが始まります。近くにいる男の子に声をかけて男の先生が会場をセッティング。女の先生が女の子に声をかけて食事の準備・・・。担当なんてもちろん決まっていないし、会場図なんてありません。パンもいくつ必要か・・・そんなことは関係ない。
終わりが見えない・・・。式典はいつ始まるのか??10時スタートって言ってたけど、そろそろ10時ですよ。でも、この国は、それでいいんです。準備ができたら始まるんです(笑)。いつでも、内心焦っているのは私くらいのもんです!
ちなみに・・・このパンには赤で十字が描かれていて・・・それはキリストの十字架を意味しているそうです。

なのに・・・十字のところに切り込みを入れ、バターを油で溶いたジャム?を中に塗りたくる先生たち。十字架に切り込みいれていいのか??その油の量は健康には絶対に良くないのに、子どもに配っていいのか??・・・いろんなことが頭をよぎるけれど・・・まぁ、いっか。

お!! 始まりました!!
まぁ、やっぱり11時。 でも、この学校は整然としていて、きちんとしている方な気がします。

子どもたちの発表があったり、教会の人からのお話があったり・・・。

準備は朝から11時までかかったけれど、40分ほどで式典は終わり!?そのうちの20分は、教会の人の話。

先生たちに「いい式だったでしょ?」と聞かれるけれど・・・「うん。」と言いながらも、どこがいい式だったのか、疑問は残ります。


終わってすぐ、少しの休憩をはさんで、もう一つの式典。
日本からの資金援助を使って、新しい校舎の建設を計画しているそうです。今回は、その寄付金授与のお祝いの式典?金額があまりに大きくてビックリしてしまいましたが・・・

ということで、たまたま居合わせた私は、急きょ、ゲストになりました(笑)。

そして、たまたま居合わせた私は、新聞に掲載されてしまいました(笑)。
私のワークショップの写真を撮ってくれた記者さんです。
自分の活動の記事は載らなかったのに・・・複雑な気持ちです。

今思えば、あの「プジャ」は、こっちの式典用だったのかな??

ちなみにこの写真は、「プジャ」でお祈りをした穴にコンクリートを詰めているところ。コンクリートで塞ぐことによって、「すべての式典が滞りなく終わり、これからの発展を祈ります」というような意味があるそうです。




活動の後、家の近くのcultural centerでもイースターの式典があるということで顔を出しました。
すると・・・
昼間に会った記者さんに、ここでも会いました・・・。
活動の記事、載せてください・・・(笑)。

一日に二つも写真が掲載されてしまいました。恥ずかしい・・・。
活動で注目してもらえるように、頑張りたいと思います!!





おまけ①

とうとう写真におさめることができました!!マングース!!!

わたしは、フィジーに来るまで名前しか知らなかった・・・そして、この動物を初めて見たときに、先輩隊員に
「わたしは、今、生まれて初めて見た生き物に出会いました。ねずみの大きいようなイタチのような可愛い顔をした動物。でも、動きが速くて、じっくりとは見れませんでした。」
と言ったことを覚えています。

こいつ、マングースです。日本のみなさん、知っていましたか?



おまけ②
3月に日本から届いたうれしい手紙・ハガキたちです。
日本のはがきって、おしゃれですね☆

・・・
あれ?寒中見舞い??年賀状??

12月に出してくれたはずのものが、3月下旬にわたしの手元に届きました・・・。
絶対、フィジーには早くに着いていたはず!!

フィジー国内のどこを彷徨っていたのか・・・どこに挟まれていたのか・・・
わたしの任地に届くまでに、何があったのか・・・

謎でいっぱいですが、紛失されていなくてよかったぁ。送ってくれたみなさん、ちゃんと届きましたよぉ☆




そんな感じで、楽しいLabasa生活です。
首都に住むフィジアンには、Labasaはつまらな過ぎるとか、埃っぽいとか、いいイメージが無いから行ったこと無いとか・・・いろいろ言われる田舎町ですけど・・・わたしは大好きな町です★

2012年4月4日水曜日

My activity in Term1 2012

日本は新年度がスタートしましたね。
また、新しい一年のスタート!みなさん、忙しい毎日を過ごしていることと思います。


フィジーは・・・1月から始まったterm1(一学期)が終わろうとしています。


私は相変わらず・・・図工の授業をしたり・・・


(本物のお花を貼り付けちゃった!?カード・・・閉じるのかな??)



少しずつ音楽の授業にも挑戦してみたり・・・


自分なりのペースで活動を進めています。


フィジーの子(厳密に言うとフィジー系の子)は音感がよくて、すぐに歌を歌えるようになるので、感心します。気が付くと自分たちでハモっていて、伴奏なんて必要ない。机でリズムを取って、自由に表現する子どもたち。

教えなくてもすてきな歌を歌える子どもたち、そして、楽器も無い、楽譜も無い・・・そんな国で、わたしができることは何なのか?音楽の授業をすることに意味があるのか?ずっとずっと、悩んできて、今でもその悩みからは抜けられず・・・


でも、先生たちが知りたがっている「音階」なら、わたしに教えることはできる!と思って、ドレミを教えたり、英語の歌を紹介しながら、宗教を超え、「みんなで歌うこと」を体験させたりしています。

実際、フィジーでは楽譜を目にすることがほとんど無いので、この「音階」の指導がどこにつながるのか・・・その答えには辿り付けないんだけれど、新しいことを学んだ時の子どもたちのうれしそうな顔、先生たちの満足気な様子を見ていると、今の段階では、「音階の存在を知ること」「楽譜に触れること」、そんな機会を与えるだけでも十分なのかなって思えてきます。


わたしが教えたクラスの先生。隣のクラスの先生に呼ばれて・・・隣のクラスで「ドレミの歌」を教えていました。音階を理解しやすいように指導した「ドレミ体操」。ばっちりです(笑)。

こんなふうにして、音楽の授業をやってみよう!って思う先生が少しでも増えたらうれしいな。






最近、仲良くなったフィジアンの家族。
ママのRosiは、セカンダリー(中高)の語学の先生。
週末の空いている時間に、英語を教えてもらうことにしました。

ものすごく基礎の基礎。
「英語には、主語と動詞があるんだよ!」みたいなところから。

class3のIneに、「白雪姫」の絵本を読んでもらって、発音を教えてもらいました。

なかなか毎週とはいかないけれど・・・少しでも通って、自分の英語の上達につながるように努力したいと思います。







ハリケーンやサイクロンが接近して豪雨になったり・・・
ものすごく晴れて蒸し暑くなったり・・・

なかなか安定しない天気ですが、健康には気を付けて過ごしたいと思います。


この日は、とってもきれいな夕焼けが見えました☆

2012年3月29日木曜日

Happy March 2012

3月もそろそろ終わり。日本は年度末のお別れに涙するとともに、新しい年度への期待が膨らむ時期ですね。


この3月。わたしにとっては、うれしい出来事がたくさんありました。


以前の日記で書いたWorkshop!!

すごくすごく小さい記事だったけれど・・・
FIJI TIMESというフィジーの全国版の新聞に取り上げてもらうことができました。
http://t.co/2Rqx2OxW

インタビューの内容の10分の1にも満たないような記事だったけれど・・・これがだれかの目に留まり、少しでもだれかの心に変化が起きたらうれしいなって思います。


実は、もう一つ、違う新聞記者からもインタビューを受けたのですが・・・その記事は、いまだに発見できません・・・。写真も撮ってくれたのに・・・(涙)。






そして先週、巡回先の学校に行くと・・・
Workshopに来てくれていた先生が、

「Mariが教えてくれた内容を挑戦してみたよ!!」と声をかけてくれました★
「海」に関係のある本を図書室で探して、読み聞かせた後・・・

海の中の絵を描き、絵の具と石鹸を混ぜたものをストローでシャボン玉のようにして吹きかけます。

とても素敵な作品に仕上がっていて、うれしくなりました。子どもたちは、自分の絵のタイトルも付けたそうです。


この先生だけかもしれない。でも、こうやって、少しずつ少しずつ自分の活動が波及していくことに喜びを感じました。









Workshop翌日。大学生の従妹がフィジーを訪問してくれました。
わたしにとっては、初めての訪問者。前々から、楽しみにしていました。

ナンディのきれいな海を見てはしゃぐ従妹。
ランバサの田舎で、牛や羊、マングースを見てびっくりしている従妹。
現地の人たちと触れ合い、楽しそうにしている従妹。

そんな姿を見ているだけで、うれしかった。
わたしの活動にも参加してくれました。

こんなに田舎のランバサまで来てくれたこと、そして、わたしの任地を気に入ってくれたこと、「また、絶対来る!!」って言ってくれたこと、すごくすごくうれしかった。










さらに・・・その次の週には、
小学校を卒業したばかりの教え子と中学生のお姉ちゃん、その従姉とおじいちゃんの4人が、わたしの任地を訪ねて来てくれました。遠い日本から、わざわざ、わたしの島まで来てくれました。
2人の担任だったわけでは無い。ただ、音楽の授業の担当をしただけ。
そんなわたしを訪ねて来てくれたこと、言葉にならないほどうれしかった。

そして、お母さんからの手紙を受け取り・・・涙が溢れてきました。本当にありがとうございます。



さとうきびをかじって、昔の日本を思い出し、喜びで笑顔がこぼれるおじいちゃん。
無数の星が瞬く空を見上げ、「プラネタリウムよりすごい!」と驚く教え子たち。
インド系の家族といっしょに、みんなで手でご飯を食べてみたり、水洗では無いトイレを体験してみたり。
小学校の中も見学しました。
日本とは違う、先生たちの授業中の態度。
日本の先生がいかに準備をきちんとしているか、日本の先生がいかに子どもの様子を観察しているか、日本の先生がいかに時間を大切にして授業をしているか・・・日本の先生のテクニックの高さも感じたことと思います。それと同時に、のびのびと育っているフィジーの子どもたち、切れ味の悪いハサミを使って楽しそうに工作している子どもたちの姿からも何か感じ取ったのではないでしょうか。

最後に言ってくれた「ナンディにずっといるより楽しかった。」という言葉。心に残っています。






大学生の私の従妹は、これから将来に向かっていろいろと考え、経験を増やしていく時期。そんな時期にフィジーの人たちとの出会いがあったこと。物に溢れた日本とは違う環境で生活している人たちを身近に感じ、考えることもたくさんあったと思います。それが、少しでも彼女の未来へとつながっていくことに期待しています。
この旅で何を感じたのか、また、教えてほしいです。遠いフィジーに一人で来てくれてありがとう。
そして、大学生の娘を一人で送り出してくれた素敵な家族に感謝です。






教え子たち。これからたくさんのことを吸収し、どれでけでも可能性が広がるこの時期にフィジーを訪問したこと。日本ではなかなか体験できない「田舎」での生活。日本ではあまり考えることの無い宗教のこと。あの子たちの目線で何を感じ、何を思ったのか・・・。この数日間の出来事が、教え子たちの価値観を広げ、糧となって大きく成長していくことを願っています。
一緒に来てくれた教え子の従姉・おじいちゃん、ありがとうございました。また、それを支え、励まし、送り出してくださったご両親に深く感謝いたします。

2012年3月15日木曜日

Workshop (12/03/12 Mon & 15/03/12 Thur)

こちらに来て、いつかはやってみたい!!と思っていたワークショップ。がんばってみました。

このタームが始まる前から自分の頭の中にはプランがあったのですが、会場確保・出席者確保・・・なかなかスムーズにはいかず、「できるかも!」という確信を持てたのは、3日前くらいです(笑)。


参加してくれたのは、タウン近郊19校の先生方。
教育事務所のオフィサーがレターを出して、出席を義務付けてくれました。
それでも・・・来るかどうかは分からない・・・それがフィジー・・・。

月曜の朝、

わたし    「今日ワークショップやるよ。」
オフィサー  「あれ?今日だった??」
わたし          「うん・・・。」
オフィサー   「学校に一応電話した方がいい。そうすれば、出席が100%になるから。」
わたし          (やっぱりそういうものですよね・・・)

でも、何校か電話してみると・・・意外とみんな覚えていて、逆にビックリ。一安心。




月曜日はclass1&2、木曜はclass3&4を対象にワークショップを行いました。

13:00からのワークショップ。準備万端でのぞみました!

12:45・・・ なんと、時間前に先生たち集まってきました。奇跡・・・!!
でも、やっぱり早く来るのはインド系の先生たちっていうところが面白い。

13:10には開始しました。これ、フィジーではすごいこと!!


ワークショップの中では、以前いっしょに授業をやって、感じの良かった先生にあらかじめ依頼をしておき、デモンストレーションをしてもらいました。

やっぱり、現地の先生の力を借りるのは大切。
私のダメダメな英語なんかよりもよっぽど説明上手だし、当然ながらフィジーの教育のことも知っているし。担任の先生にしか分からない、評価のことにも触れながら話してくれていました。


ひょこっと来た日本人が、すべてを分かったように偉そうに説明するよりも、現地の先生たちの目線で、現地の先生に合った形式で、現地の先生たちのニーズに合った内容を盛り込むことが大切だよなって改めて思いました。


わたしがちょこちょこ補足しながら、現地の先生と共同でワークショップを進めていきました。
先生たち、楽しそうに参加してくれました。

そして、作品作りに夢中でした。



最後は、わたしも、それなりに頑張って話しました。
フィジーでは、作品が完成したらそれで終わりになってしまうので、日本で使っている「作品カード」を紹介しました。先生たちにも、自分の絵にタイトルを付けてもらったり、「がんばったところ」を書いてもらったり。


この先生の作品、ステキなんです。
題名:カラフルな海の友達
オレンジのタコは、カラフルな魚、茶色い足をした緑のカメといっしょに泳いでいます。オレンジ・青・赤い泡を通して、友達同士が会話をしています。

みたいな。日本語訳がおかしくてごめんなさい。「泡」を使う単元なんだけれど、この先生の作品の説明はとてもステキだなって思って、他の先生たちに紹介しました。


「日本では、作品の紹介を自分でするんだよ。」「友だちの絵のいいところを見つけるんだよ。」という話をすると、先生たち、すごく興味深そうに聞いてくれました。


要らなくなったものをストックしておいて図工で活用すること・1時間完結では無くて、数時間かけて作品を仕上げること・単元の組み方・・・例を挙げながら簡単に話してみました。

そして、先生たちの意欲付けになるように、他の市や町で活動している隊員から集めた写真をもとに、フィジー国内の他地域の活動も紹介してみました。



浴衣着て、特別感を醸し出してみました。
月曜日、20人の先生が参加してくれました。class1/class2の内容から2つの単元を体験しました。


木曜日、17人の先生が参加してくれました。class3/class4の単元を扱いました。


うれしいコメントをいただきました。ありがとう。


場所を確保するために、毎日、オフィサーに日程を確認したり・・・
学校にレターを出してもらうために、毎日、オフィサーにお願いしたり・・・
レターがちゃんと届いているか、訪問先の学校で確認したり・・・
デモンストレーションをお願いするために、その先生の学校に行って内容を共有したり・・・


簡単では無かったけれど、できて良かった☆


このワークショップの内容が、多くの先生に広がっていくといいんだけどなぁ。そこが課題!
でも、それは日本もいっしょ。なので、高望みはしません!


次のタームでは、高学年の先生対象のワークショップ、できるといいな。少しずつ、少しずつ・・・★






☆余談☆

先生たちに準備した緑茶。
予想はしていたけれど・・・



大不評(笑)!!

やっぱり砂糖が入っていないと、ティーじゃないんだなぁ・・・

張り切って準備したのに・・・



配ったうちの、8割は戻ってきました(涙)。