2012年4月15日日曜日

Happy Easter

Easter(イースター)、日本ではあまり馴染みの無い言葉ですが・・・クリスチャンの多いフィジーでは特別な意味を持つ日。キリストの復活祭。 ja.wikipedia.org/wiki/復活祭
4月6日(金)~4月9日(月)は、「イースター休み」。

4月6日、買い物をしようと思ってtownに出かけると・・・??
ここは本当にLabasaか??と思うほど人も車もいない・・・。
そして、店は空いていない・・・。
幸いスーパーだけはやっていたけれど、店の中はガラガラ。


日本で言う祝日とは全然違うんですね。
日本は、祝日に合わせてセールをしてお店に人を集めて売り上げを伸ばすっていうのが一般的。町に行けば、人で溢れているけれど・・・ここ、フィジーの国民の祝日は、教会に行くか親戚で過ごすか・・・。しかも、この金曜日はただの金曜日では無く、Good Friday。連休の中でも本当に特別な意味を持つ日だったのです。



4月7日、昨日のtownとは比べ物にならないほどの人で溢れていました。
「4連休」っていうイメージだったけれど、土曜日は普通の土曜日のようです。


Good Fridayの前日の木曜日。
巡回先の学校では、Easter Celebrationが行われました。
イースターのイメージと違う!?
と思ったら・・・これは「プジャ」と言って、ヒンドゥー教の人たちの儀式。
大きな行事の前にお浄め?をするそうです。

イースターはキリスト教なのに、ヒンドゥー教の人たちがお浄めをしているって、不思議な感じですが、フィジー系とインド系の両方の文化が混在しているこの国ならではの光景なのかもしれません。

ヒンドゥー教の人たちがお浄めしている間に、会場セッティングが進みます。
ポールの前に美しく生えている木(葉っぱ)。いい場所に生えているなぁ・・・と、思うけれど・・・これは・・・木から摘んできて・・・地面に刺してあるだけ(笑)。見栄えを気にするフィジー国民。さすがですよ!数時間後には、予想通り・・・しおれてしまいました。

以前には、植木鉢に、今さっき摘んだばかりの植物が刺されているものも発見しました・・・(涙)



Tea roomでは、全校生徒に配る分のパンの準備が始まりました。準備が始まるといっても・・・日本のように計画的では無いので・・・急にいろんなことが始まります。近くにいる男の子に声をかけて男の先生が会場をセッティング。女の先生が女の子に声をかけて食事の準備・・・。担当なんてもちろん決まっていないし、会場図なんてありません。パンもいくつ必要か・・・そんなことは関係ない。
終わりが見えない・・・。式典はいつ始まるのか??10時スタートって言ってたけど、そろそろ10時ですよ。でも、この国は、それでいいんです。準備ができたら始まるんです(笑)。いつでも、内心焦っているのは私くらいのもんです!
ちなみに・・・このパンには赤で十字が描かれていて・・・それはキリストの十字架を意味しているそうです。

なのに・・・十字のところに切り込みを入れ、バターを油で溶いたジャム?を中に塗りたくる先生たち。十字架に切り込みいれていいのか??その油の量は健康には絶対に良くないのに、子どもに配っていいのか??・・・いろんなことが頭をよぎるけれど・・・まぁ、いっか。

お!! 始まりました!!
まぁ、やっぱり11時。 でも、この学校は整然としていて、きちんとしている方な気がします。

子どもたちの発表があったり、教会の人からのお話があったり・・・。

準備は朝から11時までかかったけれど、40分ほどで式典は終わり!?そのうちの20分は、教会の人の話。

先生たちに「いい式だったでしょ?」と聞かれるけれど・・・「うん。」と言いながらも、どこがいい式だったのか、疑問は残ります。


終わってすぐ、少しの休憩をはさんで、もう一つの式典。
日本からの資金援助を使って、新しい校舎の建設を計画しているそうです。今回は、その寄付金授与のお祝いの式典?金額があまりに大きくてビックリしてしまいましたが・・・

ということで、たまたま居合わせた私は、急きょ、ゲストになりました(笑)。

そして、たまたま居合わせた私は、新聞に掲載されてしまいました(笑)。
私のワークショップの写真を撮ってくれた記者さんです。
自分の活動の記事は載らなかったのに・・・複雑な気持ちです。

今思えば、あの「プジャ」は、こっちの式典用だったのかな??

ちなみにこの写真は、「プジャ」でお祈りをした穴にコンクリートを詰めているところ。コンクリートで塞ぐことによって、「すべての式典が滞りなく終わり、これからの発展を祈ります」というような意味があるそうです。




活動の後、家の近くのcultural centerでもイースターの式典があるということで顔を出しました。
すると・・・
昼間に会った記者さんに、ここでも会いました・・・。
活動の記事、載せてください・・・(笑)。

一日に二つも写真が掲載されてしまいました。恥ずかしい・・・。
活動で注目してもらえるように、頑張りたいと思います!!





おまけ①

とうとう写真におさめることができました!!マングース!!!

わたしは、フィジーに来るまで名前しか知らなかった・・・そして、この動物を初めて見たときに、先輩隊員に
「わたしは、今、生まれて初めて見た生き物に出会いました。ねずみの大きいようなイタチのような可愛い顔をした動物。でも、動きが速くて、じっくりとは見れませんでした。」
と言ったことを覚えています。

こいつ、マングースです。日本のみなさん、知っていましたか?



おまけ②
3月に日本から届いたうれしい手紙・ハガキたちです。
日本のはがきって、おしゃれですね☆

・・・
あれ?寒中見舞い??年賀状??

12月に出してくれたはずのものが、3月下旬にわたしの手元に届きました・・・。
絶対、フィジーには早くに着いていたはず!!

フィジー国内のどこを彷徨っていたのか・・・どこに挟まれていたのか・・・
わたしの任地に届くまでに、何があったのか・・・

謎でいっぱいですが、紛失されていなくてよかったぁ。送ってくれたみなさん、ちゃんと届きましたよぉ☆




そんな感じで、楽しいLabasa生活です。
首都に住むフィジアンには、Labasaはつまらな過ぎるとか、埃っぽいとか、いいイメージが無いから行ったこと無いとか・・・いろいろ言われる田舎町ですけど・・・わたしは大好きな町です★

2 件のコメント:

ゆっこ さんのコメント...

おもしろい!
mariko先生の記事もLabasaも!!
あきれながらも愛してる様子が伝わってくるよ(*^^*)それにしてもキッチリしたmariko先生がその時間の流れの中にいる事がおもしろい☆そんな風にゆったり時間が流れるのに、やる事は終わり、夜が来て、朝は来るんだよね。不思議……。
宗教についてもよくわからなすぎる!私だったら混乱して考えるのをやめるよ(>_<)分析してるmariko先生を想像すると面白すぎる!

mariko先生の行動のすべてが活動になってるね。

原里のあの子達もこの春から高校生だね。早すぎるー!こちらは現在桜が散り中。桜吹雪きれいだよ。フラワーアレンジメントの記事も楽しみにしてます。

mari さんのコメント...

>ゆっこさん
わたし、そんなにきっちりしていないんですよ・・・実は(笑)。自分が主になってすることは割ときっちりしているんだけど、それ以外のことには順応するのが得意なんで・・・!!

そうなんだよね。あの子たち、もう高校生なんだ・・・。びっくりする!

そして、悲しいお知らせが・・・。フラワーアレンジメントのお教室・・・人数が少ないとかで、今は実施されていないのだ。準備して行ったら「今学期は、フラワーアレンジメントは無いわよ。」って(笑)。

そんな感じです。フィジー・・・