2012年6月17日日曜日

Workshop(13/06/12 Wed & 14/06/12 Thur)

今回は、高学年の先生を対象としたworkshopを開催しました。
一ヶ月前から教育事務所の会議室を予約し、3週間前に学校にレターを配布。
町で会った先生に、「workshopで会おうね。」なんて声をかけられることもあって、「がんばろう!」って思って少しずつ準備。




前の週に、「workshopできるよね?」とオフィサーに確認すると、「大丈夫。マリのworkshop以外は予定が入っていないから、会議室使えるよ!」って。

今回は、なんだか順調☆







いよいよ明日がworkshop!!

???
オフィサー:「マリ、マリのworkshopは何人先生が来るんだ??」
わたし: 「30人弱の予定だよ。」
オフィサー:「おぉ。そうか。それなら大丈夫そうだな。」




???
わたし:「どうしたの?」
オフィサー:「明日から3日間のworkshopが急に入った。スバからオフィサーが来るんだ。でも、大丈夫だ。別の部屋を使うから。」





ということで、何も予定の無かったはずの教育事務所はてんてこ舞い。
急にバタバタし始めて、なんだか、わたしも落ち着かない。
学校に連絡をして、その3日間のworkshopの出席者を集めるオフィサーたち。

わたしは前から計画していたはずなのに・・・いやなタイミングになってしまったなぁ。
先生たち、大忙しだろうなぁ。2つのworkshopが同時に開催されるということは、学校から2人の先生が抜けてしまう・・・子どもは大丈夫かなぁ??申し訳なく感じてしまい・・・ちょっとモチベーションが下がる・・・。

さらに、2日目には、もう1つのworkshopが追加・・・!?当日の昼に決まったもの。3つのworkshopが同時に開催されて場所は足りない・プロジェクターは足りない・教育事務所の中はごった返し・・・。











それでも、時間を割いて来てくれた先生たち。





spatterworkでは・・・






題名を付けてもらって、絵の説明も書いてもらいました☆
「わたしは、違う色や形を使って葉っぱを創ったよ。この木の下に座ってリラックスするのが好きなんだ。」






友達の絵について・・・
「友達の絵には、果物やお花が付け加えられていて、他の人たちとは違う工夫がされていたよ。」

お互いの作品を見合っては、意見を交換している先生たち。こういう交流、すごく大切だと思う。









spatterworkの題材を通して私が伝えたかったこと。

○題名を付けてみると、その人の個性が出るよ
○説明を加えると、自分の絵の良さが人に伝わるよ
○お互いの作品を見合うと、新しいアイデアを得ることができるよ









先生たちが知りたがっているから、指導内容のスキルも伝えていくけれど・・・

本当に伝えたいのは、それを使って、どのように自分の作品を仕上げるのか。それは、どの題材にも共通して言えること。









今回は、高学年ということもあって、「デザインシート」も提案してみました。

・制作に入る前に、自分の作品のイメージを紙に描いてみる
・作品作りに必要なものを書き出してみる
・次の授業までに自分でものを集めてくる









フィジーの子たちは、能力は高いのに、

●自分の思いを表現することが苦手(正しいかどうかばかりを気にする)
●自分の作品・友達の作品を大切にできない

というのが、わたしの印象。その理由は・・・

①自分の思いを表現する経験が少ない
②作品に対する思い入れが薄い



特に②については、自分の中にプランが無くて、思いつきで作品を仕上げるから、達成感が無いんだろうなって思う。








どうしたら、子どもたちの中に作品への思いが生まれるのかと考えて、今回、私が提案した
作品紹介・友達との交流・デザインシート・・・



でも、これはあくまで提案にしか過ぎなくて、取り入れるかどうかは先生次第。
日々の仕事で忙しい先生たち。もしかしたら、先生たちが必要としているのは、スキル取得だけかもしれない。わたしの提案なんて、取り入れてもらえなくても仕方ない。

それでも、少しずつでいいから伝えていきたい。






今すぐには、実践されないかもしれない。
でも、この先、もしも、どこかで先生たちが行き詰った時、必要感を得たとき、この提案が助けになるかもしれない。





本やインターネットの情報支援、資金支援では無く、一人の人間として、わたしが技術支援ボランティアとしてここにいる意味、自分で見出していきたい。








そんな微かな期待を抱いて開いたworksopでした。

class5&6

class7&8

2012年6月11日月曜日

Kiribati Life②

キリバスでは、学校も少しだけ見学させてもらいました。
セカンダリー(日本の中学・高校)の子たちといっしょに☆
オーシャンビューの学校です。







こちらは、キンダーガーデン。もう、学期のお休み間近だったので、みんな私服でした。
こちらも、もちろんオーシャンビュー☆







子どもは、やっぱりかわいい!!
でも、フィジーの子に比べると、やっぱりアジアに近い顔立ちだなぁって。











交通機関!!
左の写真が、バス。一見バスには見えないけれど、これが重要な交通機関。

運転手のおじさんと、ドアのすぐそばに座っているおばさんがセットになっていて・・・
道に立っている人に向かって、おばさんが行き先を大きな声で伝え、お客さんをゲット。おじさんの減速具合とかが重要なポイントのようです。降りるときには、お客さんが「降りるよー。」って大きな声で伝えて、それをおばさんがおじさんへ伝達。
初めて乗る人には、全く分からない仕組みです。交通機関って、おもしろいなぁって思います。


右の写真は、フィジーではまず見かけない原付。小回りの利く原付は、キリバスでは便利なんだろうなって思います。フィジーのガタガタ道は、最終的には、やっぱり馬なんだろうな(笑)。










 
あとは・・・トラック☆
わたしも2回ほど乗りました。
学校がある日は、荷台は子どもで埋め尽くされるみたい。一体、何人まで乗れるのかな??
このトラックは、無料。どこかに行くついでで、「乗ってく?」みたいなノリで乗せてくれる。











キリバスへの支援の多くは台湾から。
どの国とどの国がつながっているかって、興味深い。
野菜栽培や養殖の得意な台湾。輸入に頼らざるを得ない島国では、自国栽培や養殖のノウハウを支援してもらえるのは、とってもありがたいこと。中国の支援が大きな国には、台湾は介入しにくい。そうなると、規模の小さい島国は、台湾が友好を結びやすい対象となるのかもしれないな。


キリバスには「TAIWAN PARK」もあって、台湾っていう名前を頻繁に耳にする。キリバスと台湾の旗が並んでいる場所もありました。












キリバスの娯楽
ビンゴ!!左の写真はビンゴ大会の様子(笑)。今、キリバスではビンゴが大ブームだそうです☆
右の写真は、トランプ。道でトランプゲームしてました!

あと・・・何やら人が集まっているなぁ・・・と思ったら、集会所で村の人を対象に衛生教育のイベントのようです。でも、ものすごい笑い声・・・??

よく見ると・・・何人かが前に出て、再生したテープの声に合わせて口ぱく+劇で、衛生教育の大切さを伝えていました。吹き替え??パペット??このパターンが、キリバスの定番らしいです(笑)。
不思議・・・(笑)










さてさて、
せっかくキリバスに来たから・・・キリバスのリゾートへ☆

行く途中・・・
開放的なトイレを発見!!
どうしたらいいか分からず、とりあえず写真を撮ってみました(笑)。



 




小さなボートで、ほんの数分。










海に浮かぶコテージ!!
ここが、今回の宿泊先☆なんて贅沢・・・





波の音しか聞こえません。

素敵な景色に癒されます。











 ご飯は、高級感も無く・・・(笑)でも、かえって落ち着きます。トイレの看板はやっぱり手書き☆
シャワーは水(ちょっと硫黄っぽいにおい)だし、シャワーのところにはシャワーカーテンとか無くて、開放的で・・・(笑)、南国な雰囲気満載でした。











昨日は、あんなに満ちていた海があんなに遠くに・・・海の満ち引きって不思議だなぁ・・・と思わされました。














あっと言う間の4泊5日
国際線で手書きの航空券をもらったのは初めてです(笑)。

どこまでも、のんびりのんびり、ゆるい感じのキリバス。

キリバスに、来れてよかった☆
いっしょに行動してくれた同期に感謝です☆
これでまた、少し新しい目でフィジーを見ることができそうです!!













2012年6月4日月曜日

Kiribati Life①

もう、一か月も前のことになりますが・・・
大洋州の小さな島国「Kiribati(キリバス)」を訪れました。

赤道に近いキリバスは、日差しも強く、とにかく暑い暑い!!



空港に着くと・・・飛行機大好きな子どもたちがお出迎え。動物園みたいでした(笑)。




この手書き風の看板に癒され・・・手動で荷物が押し出される姿に微笑み・・・X線などあるわけが無く、触感だけでわたしの荷物はOKをもらいました☆








キリバス。とにかく海がきれい!!どうしてこんな色が出るんだろう??と思うくらいキレイ!!
道の両脇が海です!
吸い込まれそうになるほどのキレイさだけど・・・








ゴミ問題は深刻です。

海に囲まれた島であるがゆえに、サンゴの粉で作られた道路。道路が白くて眩しくて・・・
そして、この土壌が野菜栽培に向いている訳も無く・・・






収穫できる野菜は限られていて、食品の多くは輸入に頼らざるを得ません。そうすると、自然とゴミの量も増え・・・環境問題へとつながっていくんだなぁ、と思いました。








でも、海が近いだけあって、魚は新鮮!そして安い!!

魚が高級品のフィジーから考えると、うらやましい限りです。
お刺身として食べることもできるんだって。















Kiribati life☆

生活はフィジー以上に、のーんびり。本当の南の島だなっていう感じです。
行ったこと無いけれど・・・沖縄の田舎の方とかもこんな雰囲気なんだろうなぁと思いました。

ハンモックで休憩して、近くの海で遊んで・・・

びっくりしたことは、上半身裸の子どもが多いこと多いこと。人目を気にするとかって言うことは無さそうです(笑)。










キリバスの人たちが来ている服(シブタって呼ぶらしい)は、とってもかわいい。
ギンガムチェックが主流で、袖や襟のところにかぎ編みがされている☆でも、これは正装では無くて普段着なんだって。






名前、見えますか??
同期の友達が、わたしの名前入りのシブタをオーダーしておいてくれて、プレゼントしてくれました!!すっごくうれしくて、すぐに着替えちゃいました!!そして、やっぱりビール☆










ここからは、真面目な話。


これ、何だか分かりますか??
きれいな青い海をバックに・・・ずっしりとした大きな物体。







わたしの体の大きさと比較してくれたら、どんな大きさか分かると思うけれど・・・。





そう・・・大砲です。第二次世界大戦の時のもの。






キリバス人がどこかの国と戦った??

キリバス人が戦うために造られた??

キリバス人が自分の国を守るために使った??








そうではなく、

身勝手な二つの国が、戦う場所として勝手にキリバスを選び、勝手に造ったのです。


キリバスの公民館で展示されていたものです。右の写真、見覚えのあるコインですよね??






残念ながら、その身勝手な国は、私の生まれ育った国「日本」とアメリカ。

キリバスでは、3日間の争いが繰り広げられ、4500を超える日本兵、1500を超えるアメリカ兵が命を落としました。

何の関係も無い場所を戦場として選び、何の関係も無い場所に傷跡を残した戦争。
それを行った国が「日本」であること。絶対に忘れてはいけない事実。

自分が日本人であること、自分の国が犯した過ち、きちんと受け止めていかなければいけない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%83%90%E3%82%B9




協力隊に応募しなければ、恥ずかしながら、「キリバス」という国を知ることは無かったかもしれない。


でも、知っていなければいけない国であることに、今更ながら、気づくことができた。
自分の知識の無さに情けなくなるけれど、この機会に知ることができたこと、自分の人生の中での大きな収穫だ。





大洋州には、キリバスのように、犠牲を被った国がいくつもある。

ミクロネシア・パラオ・バヌアツ・・・

同期の隊員がその地で活動してくれているおかげで、わたしも少し、それらの国で何が行われてきたのかを知ることができる。





日本がしてきたこと、もっともっとアンテナを高くして、事実を受け止めていかなければいけない。







そんな身勝手なことをした日本に対して、キリバス人はどう思っているんだろう??



「日本は、戦闘が始まる前にキリバス人に教えてくれて、みんなを離島へ避難させてくれた。そのおかげで、キリバス人の犠牲者はほとんど出なかった。」








言葉が出なくなる。
もっと怒っていいはずなのに。
もっと日本のことを恨んでいいはずなのに。




日本人を温かく受け入れてくれるキリバス人に、何も返す言葉は無く、深く考えさせられました。