大洋州の小さな島国「Kiribati(キリバス)」を訪れました。
赤道に近いキリバスは、日差しも強く、とにかく暑い暑い!!
空港に着くと・・・飛行機大好きな子どもたちがお出迎え。動物園みたいでした(笑)。
この手書き風の看板に癒され・・・手動で荷物が押し出される姿に微笑み・・・X線などあるわけが無く、触感だけでわたしの荷物はOKをもらいました☆
キリバス。とにかく海がきれい!!どうしてこんな色が出るんだろう??と思うくらいキレイ!!
道の両脇が海です!
吸い込まれそうになるほどのキレイさだけど・・・
ゴミ問題は深刻です。
海に囲まれた島であるがゆえに、サンゴの粉で作られた道路。道路が白くて眩しくて・・・
そして、この土壌が野菜栽培に向いている訳も無く・・・
収穫できる野菜は限られていて、食品の多くは輸入に頼らざるを得ません。そうすると、自然とゴミの量も増え・・・環境問題へとつながっていくんだなぁ、と思いました。
でも、海が近いだけあって、魚は新鮮!そして安い!!
魚が高級品のフィジーから考えると、うらやましい限りです。
お刺身として食べることもできるんだって。
Kiribati life☆
生活はフィジー以上に、のーんびり。本当の南の島だなっていう感じです。
行ったこと無いけれど・・・沖縄の田舎の方とかもこんな雰囲気なんだろうなぁと思いました。
ハンモックで休憩して、近くの海で遊んで・・・
びっくりしたことは、上半身裸の子どもが多いこと多いこと。人目を気にするとかって言うことは無さそうです(笑)。
キリバスの人たちが来ている服(シブタって呼ぶらしい)は、とってもかわいい。
ギンガムチェックが主流で、袖や襟のところにかぎ編みがされている☆でも、これは正装では無くて普段着なんだって。
名前、見えますか??
同期の友達が、わたしの名前入りのシブタをオーダーしておいてくれて、プレゼントしてくれました!!すっごくうれしくて、すぐに着替えちゃいました!!そして、やっぱりビール☆
ここからは、真面目な話。
これ、何だか分かりますか??
きれいな青い海をバックに・・・ずっしりとした大きな物体。
わたしの体の大きさと比較してくれたら、どんな大きさか分かると思うけれど・・・。
そう・・・大砲です。第二次世界大戦の時のもの。
キリバス人がどこかの国と戦った??
キリバス人が戦うために造られた??
キリバス人が自分の国を守るために使った??
そうではなく、
身勝手な二つの国が、戦う場所として勝手にキリバスを選び、勝手に造ったのです。
キリバスの公民館で展示されていたものです。右の写真、見覚えのあるコインですよね??
残念ながら、その身勝手な国は、私の生まれ育った国「日本」とアメリカ。
キリバスでは、3日間の争いが繰り広げられ、4500を超える日本兵、1500を超えるアメリカ兵が命を落としました。
何の関係も無い場所を戦場として選び、何の関係も無い場所に傷跡を残した戦争。
それを行った国が「日本」であること。絶対に忘れてはいけない事実。
自分が日本人であること、自分の国が犯した過ち、きちんと受け止めていかなければいけない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%83%90%E3%82%B9
協力隊に応募しなければ、恥ずかしながら、「キリバス」という国を知ることは無かったかもしれない。
でも、知っていなければいけない国であることに、今更ながら、気づくことができた。
自分の知識の無さに情けなくなるけれど、この機会に知ることができたこと、自分の人生の中での大きな収穫だ。
大洋州には、キリバスのように、犠牲を被った国がいくつもある。
ミクロネシア・パラオ・バヌアツ・・・
同期の隊員がその地で活動してくれているおかげで、わたしも少し、それらの国で何が行われてきたのかを知ることができる。
日本がしてきたこと、もっともっとアンテナを高くして、事実を受け止めていかなければいけない。
そんな身勝手なことをした日本に対して、キリバス人はどう思っているんだろう??
「日本は、戦闘が始まる前にキリバス人に教えてくれて、みんなを離島へ避難させてくれた。そのおかげで、キリバス人の犠牲者はほとんど出なかった。」
言葉が出なくなる。
もっと怒っていいはずなのに。
もっと日本のことを恨んでいいはずなのに。
日本人を温かく受け入れてくれるキリバス人に、何も返す言葉は無く、深く考えさせられました。
2 件のコメント:
大変やろうけど、いい経験できてそうやな!!
海きれい~~~!!!!!
帰って来たら色々話きかせてな!!
>YUKI
いろんなものを見て感じて・・・考えさせられることもいろいろあるよ。楽しいことばかりじゃないけれど、とっても貴重な経験をさせてもらっています☆
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