2012年4月20日金曜日

今さら異動ですか!?

19日(木)メッセンジャーという役職の教育事務所の運転手。彼の運転で、少し遠くの学校に行かせてもらいました。目的の学校に・・・と思ったら、「Dreketi」の文字が!校長先生のスタンプが必要らしく・・・わたしが一週間お世話になった学校に寄ったのでした。

偶然の再会☆

ここに寄るなら最初に言ってくれれば良かったのに・・・と思いながらも、また今度来るときのために、先生たちの連絡先を確認!

そして、目的の学校に到着。
メッセンジャーは、もっと遠くで待っている他のオフィサーを迎えに行きました。
その間、わたしはこの学校を見学☆
学校で先生と話すだけ・・・の予定が・・・「授業やって!」って・・・。無茶振り。
何も準備してきていないけれど、簡単なことだけやってみました。

そんなこんなでがんばって、3クラスも授業しました。

すると・・・最後の授業の最中にメッセンジャーが来て・・・
「帰るよー。」って(笑)。
こっちは突然の依頼に必死でこたえている最中なのに!!

まぁ、この地域のこと、いろいろ教えてもらったので、それだけでも満足。


クタクタになって家に帰ってメールをチェック!

すると・・・

最近教えてもらったばかりのアドレスからメールが!!
この島の学校教育を管理している教育事務所のトップ。DEOというポジションの人からのメール!!!
オフィサーはみんな忙しくてなかなか話せないから、こんなふうにメールでいろんな連絡がきたら便利だなぁと思って、やっとのこと入手したアドレス☆


開いてみると・・・

「人事異動のお知らせ」?????

「DEOはスバの教育省に異動」?????
「PEO(DEOの補佐)はサブサブ教育事務所に異動」?????


「異動は4/20」?????
って・・・今日、4/19ですけど???

でも、他のオフィサーに聞いたら、term1が終わった後の休みの間に引っ越すんじゃないかって。じゃぁ、その4/20は何なんだ?目安?希望?


ぜんっぜん意味が分からない。どうしてこの時期??どうして、トップ2人??もう、新年度が始まって、term1も終わろうとしているんだけど・・・やっと、教育事務所の中も整ってきたのに・・・


しかも、PEOは、サブサブから1月に来たばっかりなんだけど・・・?????


はぁ・・・本人に確認したいけれど、DEOはスバに出張中。PEOもスバに出張中。
出張に行く前は、そんなこと一言も言っていなかった・・・。PEOは、このこと知っているのか?

そして、わたしは、この日曜日にスバに行くので・・・2人が出張から戻ってきても会えない・・・。なんだ、この展開・・・。


DEOは、すごく優しくて、日本にも研修に行ったことがあって・・・朝はいつも
「おはようございます。マリさん。」って。
見るだけで安心する大好きなオフィサー。写真いっしょに撮りたいよー。

PEOはバリバリ働いていて、彼がきてからの3ヶ月で、教育事務所の雰囲気がだいぶ変わった気がする。いちばん頼りにしていたし、これから、もう少し距離を縮めて協力を求めようと思っていたのに・・・。なんで??


とハテナだらけの人事異動。やり残したことだらけだ・・・何の心の準備もできていない・・・。




フィジーって不思議なんです。
実は、今年度が始まった時、新しいPEOが来たから、前のPEOは教育事務所から姿を消したんです。どこかに異動になったんだよな・・・って思っていたら、1週間くらいすると、前のPEOが教育事務所にいて・・・他のオフィサーの姿が見えないんです。

あれ?って思っていると・・・姿が見えなくなったオフィサーがスバに行くことになり、前のPEOがその人のポジションになったんだとか。2人とも、急に異動で急に引っ越し。もちろん引継ぎとかしてないし・・・それでどうして仕事ができるのか・・・??



最近は、教育事務所に行くと、知らない顔の人が電話を受けているんです。新しいオフィサー??と思っていたら、どうやら、教員養成学校を卒業したけれど、教員の空きが無くて待っている人たちみたいです。先生の卵。今年度に入って5人目。
教育事務所でお手伝いをすると、教員の空きが出た時に、すぐに先生になれるんだとか。よく分からない仕組み。


Qumuseaに行った時には、4人の先生が必要なのに、3人しか先生はいませんでした。要望を出しているのに、新しい先生が来ないんだって言っていた。日本では考えられないけれど・・・新年度の準備ができていなくても新年度は始まってしまうんです。先生の数がそろっていなくても、子どもは学校に来るんです。そもそも、先生の数がそろっていないってどういうこと??



タウンのある学校では、去年までの校長先生は調子が悪く、スバの病院で入院。今年度は新しい校長先生がきました。

今年度が始まって1ヶ月・・・あれ??前の校長先生が戻ってきた・・・。ただ立ち寄っただけかと思いきや・・・校長室に2人校長先生がいる??ということで、校長先生が2人いる状態が1ヶ月ほど続きました。変な感じ。きっと、2人ともやりづらかっただろうに。その1ヶ月間、新しい校長先生をタウンで見かけることが多かったです。どうやら、雑用(事務処理をしていたのかな?)。

その後、新しい校長先生を見かけなくなったと思ったら・・・その学校の担任の先生になったそうです(笑)。どういうことか、全然わからない・・・。



今日、そのタウンの学校に勤務している先生に偶然会いました。「元気??」って話していると・・・「実は、異動になったんだよ。」って。「えっ?いつ??」「3週間前。」

これまた、微妙な時期に。どうやら田舎の方の学校に異動になったようです。
「で、あなたの代わりに新しい先生が来るの?」と聞くと、
「あの学校は教員が溢れていたから、僕が異動になったんだ。」って。
それって、校長先生が担任を持ったからじゃなくて??



みたいな・・・。不思議でいっぱいです。
もう、いろいろ考えると頭が痛くなるので、このあたりで終わっておきます。


次に私が教育事務所に行くときには、違う人がDEOとPEOの椅子に座っているんだろうな。

2012年4月15日日曜日

Happy Easter

Easter(イースター)、日本ではあまり馴染みの無い言葉ですが・・・クリスチャンの多いフィジーでは特別な意味を持つ日。キリストの復活祭。 ja.wikipedia.org/wiki/復活祭
4月6日(金)~4月9日(月)は、「イースター休み」。

4月6日、買い物をしようと思ってtownに出かけると・・・??
ここは本当にLabasaか??と思うほど人も車もいない・・・。
そして、店は空いていない・・・。
幸いスーパーだけはやっていたけれど、店の中はガラガラ。


日本で言う祝日とは全然違うんですね。
日本は、祝日に合わせてセールをしてお店に人を集めて売り上げを伸ばすっていうのが一般的。町に行けば、人で溢れているけれど・・・ここ、フィジーの国民の祝日は、教会に行くか親戚で過ごすか・・・。しかも、この金曜日はただの金曜日では無く、Good Friday。連休の中でも本当に特別な意味を持つ日だったのです。



4月7日、昨日のtownとは比べ物にならないほどの人で溢れていました。
「4連休」っていうイメージだったけれど、土曜日は普通の土曜日のようです。


Good Fridayの前日の木曜日。
巡回先の学校では、Easter Celebrationが行われました。
イースターのイメージと違う!?
と思ったら・・・これは「プジャ」と言って、ヒンドゥー教の人たちの儀式。
大きな行事の前にお浄め?をするそうです。

イースターはキリスト教なのに、ヒンドゥー教の人たちがお浄めをしているって、不思議な感じですが、フィジー系とインド系の両方の文化が混在しているこの国ならではの光景なのかもしれません。

ヒンドゥー教の人たちがお浄めしている間に、会場セッティングが進みます。
ポールの前に美しく生えている木(葉っぱ)。いい場所に生えているなぁ・・・と、思うけれど・・・これは・・・木から摘んできて・・・地面に刺してあるだけ(笑)。見栄えを気にするフィジー国民。さすがですよ!数時間後には、予想通り・・・しおれてしまいました。

以前には、植木鉢に、今さっき摘んだばかりの植物が刺されているものも発見しました・・・(涙)



Tea roomでは、全校生徒に配る分のパンの準備が始まりました。準備が始まるといっても・・・日本のように計画的では無いので・・・急にいろんなことが始まります。近くにいる男の子に声をかけて男の先生が会場をセッティング。女の先生が女の子に声をかけて食事の準備・・・。担当なんてもちろん決まっていないし、会場図なんてありません。パンもいくつ必要か・・・そんなことは関係ない。
終わりが見えない・・・。式典はいつ始まるのか??10時スタートって言ってたけど、そろそろ10時ですよ。でも、この国は、それでいいんです。準備ができたら始まるんです(笑)。いつでも、内心焦っているのは私くらいのもんです!
ちなみに・・・このパンには赤で十字が描かれていて・・・それはキリストの十字架を意味しているそうです。

なのに・・・十字のところに切り込みを入れ、バターを油で溶いたジャム?を中に塗りたくる先生たち。十字架に切り込みいれていいのか??その油の量は健康には絶対に良くないのに、子どもに配っていいのか??・・・いろんなことが頭をよぎるけれど・・・まぁ、いっか。

お!! 始まりました!!
まぁ、やっぱり11時。 でも、この学校は整然としていて、きちんとしている方な気がします。

子どもたちの発表があったり、教会の人からのお話があったり・・・。

準備は朝から11時までかかったけれど、40分ほどで式典は終わり!?そのうちの20分は、教会の人の話。

先生たちに「いい式だったでしょ?」と聞かれるけれど・・・「うん。」と言いながらも、どこがいい式だったのか、疑問は残ります。


終わってすぐ、少しの休憩をはさんで、もう一つの式典。
日本からの資金援助を使って、新しい校舎の建設を計画しているそうです。今回は、その寄付金授与のお祝いの式典?金額があまりに大きくてビックリしてしまいましたが・・・

ということで、たまたま居合わせた私は、急きょ、ゲストになりました(笑)。

そして、たまたま居合わせた私は、新聞に掲載されてしまいました(笑)。
私のワークショップの写真を撮ってくれた記者さんです。
自分の活動の記事は載らなかったのに・・・複雑な気持ちです。

今思えば、あの「プジャ」は、こっちの式典用だったのかな??

ちなみにこの写真は、「プジャ」でお祈りをした穴にコンクリートを詰めているところ。コンクリートで塞ぐことによって、「すべての式典が滞りなく終わり、これからの発展を祈ります」というような意味があるそうです。




活動の後、家の近くのcultural centerでもイースターの式典があるということで顔を出しました。
すると・・・
昼間に会った記者さんに、ここでも会いました・・・。
活動の記事、載せてください・・・(笑)。

一日に二つも写真が掲載されてしまいました。恥ずかしい・・・。
活動で注目してもらえるように、頑張りたいと思います!!





おまけ①

とうとう写真におさめることができました!!マングース!!!

わたしは、フィジーに来るまで名前しか知らなかった・・・そして、この動物を初めて見たときに、先輩隊員に
「わたしは、今、生まれて初めて見た生き物に出会いました。ねずみの大きいようなイタチのような可愛い顔をした動物。でも、動きが速くて、じっくりとは見れませんでした。」
と言ったことを覚えています。

こいつ、マングースです。日本のみなさん、知っていましたか?



おまけ②
3月に日本から届いたうれしい手紙・ハガキたちです。
日本のはがきって、おしゃれですね☆

・・・
あれ?寒中見舞い??年賀状??

12月に出してくれたはずのものが、3月下旬にわたしの手元に届きました・・・。
絶対、フィジーには早くに着いていたはず!!

フィジー国内のどこを彷徨っていたのか・・・どこに挟まれていたのか・・・
わたしの任地に届くまでに、何があったのか・・・

謎でいっぱいですが、紛失されていなくてよかったぁ。送ってくれたみなさん、ちゃんと届きましたよぉ☆




そんな感じで、楽しいLabasa生活です。
首都に住むフィジアンには、Labasaはつまらな過ぎるとか、埃っぽいとか、いいイメージが無いから行ったこと無いとか・・・いろいろ言われる田舎町ですけど・・・わたしは大好きな町です★

2012年4月4日水曜日

My activity in Term1 2012

日本は新年度がスタートしましたね。
また、新しい一年のスタート!みなさん、忙しい毎日を過ごしていることと思います。


フィジーは・・・1月から始まったterm1(一学期)が終わろうとしています。


私は相変わらず・・・図工の授業をしたり・・・


(本物のお花を貼り付けちゃった!?カード・・・閉じるのかな??)



少しずつ音楽の授業にも挑戦してみたり・・・


自分なりのペースで活動を進めています。


フィジーの子(厳密に言うとフィジー系の子)は音感がよくて、すぐに歌を歌えるようになるので、感心します。気が付くと自分たちでハモっていて、伴奏なんて必要ない。机でリズムを取って、自由に表現する子どもたち。

教えなくてもすてきな歌を歌える子どもたち、そして、楽器も無い、楽譜も無い・・・そんな国で、わたしができることは何なのか?音楽の授業をすることに意味があるのか?ずっとずっと、悩んできて、今でもその悩みからは抜けられず・・・


でも、先生たちが知りたがっている「音階」なら、わたしに教えることはできる!と思って、ドレミを教えたり、英語の歌を紹介しながら、宗教を超え、「みんなで歌うこと」を体験させたりしています。

実際、フィジーでは楽譜を目にすることがほとんど無いので、この「音階」の指導がどこにつながるのか・・・その答えには辿り付けないんだけれど、新しいことを学んだ時の子どもたちのうれしそうな顔、先生たちの満足気な様子を見ていると、今の段階では、「音階の存在を知ること」「楽譜に触れること」、そんな機会を与えるだけでも十分なのかなって思えてきます。


わたしが教えたクラスの先生。隣のクラスの先生に呼ばれて・・・隣のクラスで「ドレミの歌」を教えていました。音階を理解しやすいように指導した「ドレミ体操」。ばっちりです(笑)。

こんなふうにして、音楽の授業をやってみよう!って思う先生が少しでも増えたらうれしいな。






最近、仲良くなったフィジアンの家族。
ママのRosiは、セカンダリー(中高)の語学の先生。
週末の空いている時間に、英語を教えてもらうことにしました。

ものすごく基礎の基礎。
「英語には、主語と動詞があるんだよ!」みたいなところから。

class3のIneに、「白雪姫」の絵本を読んでもらって、発音を教えてもらいました。

なかなか毎週とはいかないけれど・・・少しでも通って、自分の英語の上達につながるように努力したいと思います。







ハリケーンやサイクロンが接近して豪雨になったり・・・
ものすごく晴れて蒸し暑くなったり・・・

なかなか安定しない天気ですが、健康には気を付けて過ごしたいと思います。


この日は、とってもきれいな夕焼けが見えました☆