フィジー行きの飛行機の中では・・・隣に体の大きなフィジアンの男の人。
食事の前に配ってくれたおつまみのピーナッツ。
1つじゃ足りなくて・・・「Excuse me.」って深刻な顔でキャビンアテンダントさんを呼んで、
5つももらっちゃうフィジアン。そして、ものすごく幸せそうな顔をするフィジアン。驚くほどの勢いで食べるフィジアン(笑)。
食後のコーヒー。
日本では、コーヒーに砂糖やミルクを入れる人って、そんなに多くないですよね。
入れても、せいぜい、スプーン一杯とか・・・
でも、フィジアンにとっては砂糖とミルクは必須。
「Here you are.」と言ってコーヒーだけ入れて立ち去ってしまうキャビンアテンダント。
困るフィジアン・・・。
「Excuse me...Can I have...」と言ってキャビンアテンダントを呼び、砂糖とミルクの袋を一袋ずつ渡されるフィジアン。
「いや、一袋じゃなくて・・・」と言いかけていると、その場を立ち去ってしまうキャビンアテンダント。
再度、困るフィジアン。
何度かチャレンジし、結局、3袋ずつを手に入れたフィジアンは満足そうでした。
そのやりとりがかわいくてかわいくて、思わず笑みがこぼれます。
「やっぱり、わたし、フィジー好きだなぁ・・・」
なーんて思っていたのも束の間・・・
国際空港に到着。ローカルの税関と楽しくおしゃべり。
そして、すぐに、任地に向かう飛行機を確認!!
「ランバサ空港は、まだ再開していません。」
なにぃー??わたしは、確認のメールを先週受け取ったばかりだぞぉ・・・!!
「今日、あちらの島に行く飛行機は満席です。ご自分で首都まで行っていただければ、そこからの飛行機を手配することはできます(ちなみに首都の近くの空港まで、バスで4-5時間)。または、明日の朝の飛行機でしたら確保できます。」
首都までの移動は・・・??→ご自分でお願いします
明日までの宿泊費は・・・??→ご自分でお願いします
サブサブからランバサまでは??→ご自分でお願いします
(わたしの島のもう一つの空港の場所:サブサブ、わたしの任地:ランバサ)
クタクタのわたしは、やり合う元気も無く、そして、やり合っても無駄だと思い、
素直に・・・
「明日の朝の航空券に振り替えてください。」と。
安いホテルを予約し、自腹で宿泊。
「迎えには行けない」というホテルのレセプションに、「迎えに来てくれなかったら泊まりたくない」とだだをこね、送迎してもらった。それくらいのわがままは、許してもらいたい・・・
翌日、飛行機はちょっと遅れたけど、9:45無事サブサブに到着。
サブサブでランバサ行きのバスを確認。・・・13:00・・・はぁ・・・3時間強。
でも仕方なく待ちながら、バスを物色・・・他にいい方法ないかなぁ??
すると、「ランバサ??」と聞かれ、
「今からランバサに戻るんだけど、一人だったら乗せられるよ。」という優しい言葉。
知らない人の車ですけど・・・ありがたく乗せてもらい、13:00にランバサ到着。
日本だったら、軽い犯罪に巻き込まれるところだけど・・・。
フィジーの人のこういう優しさは、やっぱり好きだな。感謝感謝★
任地に戻ってくると・・・
静かな家の中。
「あっ、そうだった、同居していた先輩隊員、日本に帰っちゃったんだった・・・。」
改めて寂しさがこみあげます。
9月26日、お世話になった隊員(22年度2次隊)が日本に帰国しました。
この隊次の先輩隊員、わたしにとっては、特別でした。
わたしの住むバヌアレブ島、今まで活動していた6人のうち3人が、この隊次なのです。
もちろん、わたしが1年と2ヶ月ほど同居していた隊員も含まれます。
わたしは、先輩たちを空港で見送り、その後を追うように自分も日本に一時帰国したのでした。
残された隊員で、カードを作りました。
ランバサの自動車隊員、トムさん。
サブサブの自動車隊員、トシオさん。
ランバサの看護師隊員、アヤカさん(同居していた隊員です)。
カードの裏には、バヌアレブ島を切り抜きました。
カードの中には、思い出のアイテムと、メッセージ。でも、メッセージを書く隊員が3人しかいないことに、また寂しさを感じます。
こちらに戻ってきて、先輩隊員の配属先をのぞいても、当たり前だけど先輩隊員はいない・・・
家に帰ってきても「おかえりなさい」っていう声が無い・・・
分かっていたことだけど、やっぱり寂しいな。
この島に住む日本人女性は一人になってしまいました・・・。
1月には、もう一人の先輩隊員が帰ります。
そして、3月にわたしたちの隊次が帰ります。
残された時間でしたいこと・できること・・・頭の中を整理しながら活動していきたいと思います。
今まで、本当にありがとうございました。たくさんの笑顔と元気をもらいました。
日本でのご活躍、お祈りしています★そして、また会える日を、楽しみにしています!!
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