2012年3月4日日曜日

Qumusea Stay (Nukubati Island) 27/02-02/03/12

今週は、Qumuseaというところに行ってきました。 Labasaから車で1時間半・・・山を越えてガタガタ道をずっとずっと行くと
小さな小さな学校です。全校80人。
2学年で1クラス(class1&2/ Class3&4/ class5&6/ class7&8)なので、全部で4クラス。でも・・・先生がまだ一人決まっていなくて足りていないから・・・(??)たった3人で学校を運営しています。すごいことですよね・・・

学校の前を馬に乗った人が通りました。馬は、移動手段の一つです。この道で、馬・ヤギ・牛・豚・・・いろいろな動物に会いました。


今回のホームステイ先は海の向こうの島。前回のホームステイで知り合った人に紹介してもらった家です。小さなボートで移動します。



着いてみてビックリ!!ヌクンバティアイランドというリゾートホテルの経営者の一家でした!!活動中なのでリゾートには行かなかったけれど・・・家からの景色もすっごくきれい★
パパは、日本の雑誌にも載ったことがあるダイビングインストラクター。数年前まで日本からフィジーの直行便があったから、日本人観光客もよく訪れていたって。


学校から帰ると・・・おばぁちゃんがアフタヌーンティを準備していてくれました。ホームメイドのパンやジャム。すっごくおいしかったです。こんなにいい生活をしていいのだろうか・・・??

料理大好きなおばぁちゃんは、毎日ご馳走をふるまってくれました。自分で捕まえたカニだったり、豚だったり・・・そして、うまれて初めてカメも食べました。
これがカメカレー。カメは神聖な生き物だから、捕まえて食べるのは禁止されているみたいだけど・・・「特別」だそうです★コラーゲンたっぷりなカメ。味は、普通の鶏?肉みたいでおいしかった!!



朝は、この4人の子どもといっしょに小さなボートで登校。
この島には3家族(オーナーの親戚)しか住んでいないのです。


学校では・・・図工と音楽の授業をしました。 子どもたちはやっぱり一生懸命で、言われた持ち物をきちんと持ってくる子が多かったです。田舎の子、すごい!!
 みんな、納得がいくまで集中し、丁寧に仕上げました。




上級生は下級生の面倒を見るのが当たり前。言われなくても上級生がリードして指示を出します。
先生と子どもの距離が近いのか、家で話をきちんと聞いてもらえているのか・・・子どもらしくてのびのびとしているのに、落ち着きもある。先生3人しかいないのに・・・すてきな学校です。


学校帰りに牛や馬に出会い・・・歌を歌いながら歩き・・・川にダイブ!海にダイブ!!
微笑ましい光景です。


ボートから二つの虹が見えました。

この日の夕陽は、本当にきれいでした。

学校にはチャイムなんてありません。上級生が時計を見て、合図を出します。


最終日

ボートが見えなくなるまで、手を振り続けてくれました。毎日おいしいご飯を作ってくれました。洗濯もしてくれました。本当にありがとう。おばぁちゃん。



放課後、並んで帰る子どもたちの列を見送り、お別れ。

すると・・・子どもが握手を求めてきました。

全員の子どもと握手。じっと目を見つめ、固く握手をする子どもたち。
胸が苦しくなり、溢れる涙をこらえました。
学校を離れても、私の姿が見えなくなるまで手を振り続けます。

なかなか帰らない子どもたち。

少し歩いては立ち止まり、「moce!!(さようなら)」
大きな声で叫び、大きく手を振ってくれます。

何人かの子どもたちは、家に帰ってすぐに学校に戻ってきました。
お別れをするためです。



「心が育つ」って、こういうことなんだな。



考えさせられます・・・「教育」って何だろう??









帰りは、週末にtownに帰る先生の車の荷台に乗せてもらってLabasaへ。
ガタガタガタガタ・・・・・・何度か荷台から振り落とされそうになったけれど・・・(笑)

いっしょに乗っていたclass8の子(townにいるおばあちゃんの家に行く子)が支えてくれました。


家の前に着くと・・・その男の子がすぐに荷台から降り、

「荷物貸して」って。
わたしの荷物を車から降ろしてくれます。

わたしが降りるときには、手を差し伸べてくれます。
わたしの姿が見えなくなるまで、手を振ってくれます。



人々の温かさに触れ・・・改めて思います。


「教育」って何だろう??



日本でも・・・こんなふうに心の温かい子どもたちを一人でも多く育てていきたいな。


0 件のコメント: