2011年9月26日月曜日

My activity!! 本格始動

9月5日からTerm3(3学期)が始まりました。と同時に私の活動も本格始動です。

今回のタームでは、タウン近郊の学校8校を巡回することにしました。
2週間で1周できるように計画したので、隔週で同じ学校を訪問します。





記念すべき第1校目!!

こんな感じできちんと校舎があって、制服もあるんです。




私のフィジー最初の授業は、class1 collage(コラージュ)の授業でした。
担任の先生も手伝ってくれました。



全員がのりを持っているわけでは無いので、みんなで共有です。

今までは絵を描いてその中に貼っていたみたいだけど、class1(年長さんの学年)の子たちには、それはちょっと難しいので、紙で形(シャツ)を作り、はみ出さないように貼ることにしました。








続いてclass2
紙皿やカレンダーの紙を使って円を作り、半分に折って半円に。paper construction(紙工作)です。半円の形を利用して、ボート・ケーキ・リンゴ・バッグ・動物・・・オリジナルの作品を作ることができました。


自分で考えて作ることが苦手な子が多いので、こんなふうに色々な作品が完成すると、うれしくなります。単純に経験が少ないことが大きな原因だと思うけれど、先生の真似・友達の真似だけでなく、自分のオリジナルを大切にしてもらいたいな、と思っています。





残った紙皿で・・・(笑)。
こういう姿を見ると、やけに安心しちゃう。廃材を利用して遊ぶのは、万国共通ですね!!








class3  soap with paint
フィジーは途上国と言っても中進国。クレヨンも絵の具もあるんです。みんな学校で共有だけど。
もちろん、買っていない学校もあって、使える学校とそうでない学校はありますが・・・



今回は、絵の具を洗剤で溶いて、しゃぼん玉のようにして背景を作りました。
このしゃぼん玉を生かした作品にしたかったけれど、私の説明不足(語学力不足・・・)。統一性の無い作品になってしまったけれど、この子たちにとってはこれが初めての体験。担任の先生が繰り返す中で、発展していけばいいな。



とは言っても、みんな思い思いの絵を描いていて、想像していたよりもきれいでかわいらしい作品になりました!!特に、個人的には、上の方の写真の山の上を飛んでいる”カモメ”がお気に入り。






これも class3   crayon etching
日本でも小学校でやりますよね??最初に明るい色で塗りつぶして、その上から黒のクレヨンでカバーリング。先のとがった物で絵を描くと・・・





カラフルな絵が現れる!!
この子は色を力強く塗ることができたので、とっても鮮明な絵が現れました。








いつかは、混色を使いながらダイナミックなオリジナルの絵を描かせてみたいな。なんて高い目標を抱いているけれど・・・


フィジーで図工が本格的に始まったのはここ数年。それでも、まだ取り組めていない学校もたくさんあるから、とにかく経験が足りない。はさみを上手に使えない子・のりの量が分からない子・絵の具を初めて使う子・・・。


日本の子がダイナミックに絵を描けたり、創造的な作品を仕上げたりできるのは、それまでの経験・イメージがあって、そこに先生の指導力が加わるからなんだなって痛感する今日この頃。



最初はだれかの真似でも仕方ないから、ここフィジーで使えるものを利用して、たくさんの経験をさせてあげたいと思う。そして、現地の先生が「やってみよう」と思ってくれれば、未来に繋がるはずだから★






フラワーアレンジメントも続けています!




ということで、私の活動も本格的に始まりました!
焦らず、自分にできることを考えながら現地の先生のお手伝いができたらな、と思っています。




日本は少しずつ涼しくなってきたようですね。実りの秋。充実した生活を送ってください★
秋刀魚、食べたいなぁ(笑)

2011年9月20日火曜日

ジェントルマンの育ち方

かなり前のことになりますが・・・

友達になった店員さんの家に呼ばれて、遊びに行ってきました。





タウンからバスで20分くらいかな。
周りはさとうきびだらけ(笑)








家の周りはこんな感じで、隣の家まで数100メートル。

ちなみにこのヤギは、その家の家畜です★








タイトルにあるジェントルマンはこの少年。class7(日本で言う小学6年生)なんだけど、すごくしっかり者でやさしいんです。






妹のことをすごくかわいがっていて・・・すごく仲良し兄弟。妹はclass3(小学2年生)。
川の中を先導するのはお兄ちゃん。お兄ちゃんが前を歩いて、私たちのために歩きやすい道を作ってくれます。







この家の料理はこんな感じ。私がスパイス得意じゃないことを知っているから、スパイス少なめにしてくれました。そして、きゅうりを好きなこと知っているから、きゅうり山盛り★


私の器が空になりそうになると、あの男の子が、「Take some more.」って言っていろいろなおかずを私のところに差し出してくれる。いつも私のこと気にかけていてくれるんです。尊敬。






「ココナッツジュース飲む?」って言って、気が付くと、こんなところにいました。

足でけり落として、家族全員分のココナッツを取ってくれました。その後、ナタでカットして、コップにジュースを入れて差し出してくれるお兄ちゃん。ココナッツの中身もくりぬいて食べさせてくれました。




その後は、「シュガーケイン(さとうきび)食べる?」って言って、さとうきびを取ってきて剥いてくれました。私が食べきれなかったら、ラップにくるんで、「This is yours.」って。さりげない優しさと心配りに感動します。



タウンに出かけるときには、お母さんやお姉ちゃんが出かける支度をしている間、姿が見えないなぁと思ったら・・・一足先に支度を済ませ、タクシーを呼びに行ってくれていました。


なかなかタクシーがつかまらなくて、結局ヒッチハイクみたいになったんだけど・・・通りかかる車を見つけると、すぐに駆け寄って交渉。すごいなぁって、なんだかひたすら感心。




外国に行くと、日本人の男の人はあんまりモテないって聞くけど・・・こういう男の子の姿を見てしまうと、納得せざるを得ないよなぁ。気の利き方が違う。まだ小学6年生の年齢だけど、精神的には完全に大人。



どうしてこんな風に育つんだろう??っていろいろ考えたけど、環境の違い・宗教の違い・・・幼い頃からの習慣の違いなんだろうな。目上の人を敬う・客人を大切にする・目下の人をかわいがる・すべての物に感謝する・・・当たり前のことだけど、それが自然とできてしまう子どもたち。




この家に遊びに行って、いろいろと学ばせていただきました。











★私のマイブーム★

スルチャンバとおそろいの生地でシュシュづくり。

これが割と評判で、スルチャンバ着ながら腕にシュシュをしていると、町行く人に呼び止められて「どうやって注文したの?」と聞かれる。「自分で作ったよ。」って言うと「Oi!!(えー)」ってビックリされます。

日本に帰るまでにいくつのシュシュが出来上がるんだろう・・・すでに・・・(笑)









日本は大きな台風がきて被害も出たと聞きます。また、残暑がきびしく熱中症で体調を崩す人も多いとか。季節の変わり目、体には気を付けてください。


また、フィジー(ナンディ)で起きた事件について、何人かの方から連絡をいただきました。他国に比べて治安の良いフィジーですが、都市部では、年々治安が悪くなっているそうです。日本人というだけで、犯罪に巻き込まれる可能性は高くなることは当然のことなので、十分に気を付けながら生活したいと思います。